高齢者がガラケーから格安スマホに変更して発生する不利益3選と対処方法
この記事ではガラケーからスマホに変更しようとしている方向けの記事になります。
大手通信会社では2022年~2025年あたりに旧電波【3G回線】を利用しているサービスが旧電波停波の影響でサービス終了になります。
私のもとにも3Gガラケーサービス終了のため、スマホデビューの相談をされる機会が多くなってきております。
その中でも、ガラケーからいきなり格安スマホ【格安SIM】サービスへ変更される方も多いので【ガラケーから格安スマホに変更して発生する不利益】というタイトルで備忘録を残します。
ガラケーから格安スマホに変更するデメリットと対処方法
ガラケーからスマホに乗り換えた場合に生じるデメリットは次の3つになります。
- メールアドレスの変更が必要
- 無料通話は特定のアプリから
- 機種の修理対応が煩わしくなる
どの項目のデメリットが大きいのかは人によって異なります。それでは順に確認していきましょう。
メールアドレスがなくなる
スマホ世代の方が増えてきており、昨今ではあまり意識することが少なくなってきている携帯会社が提供しているメールアドレス【キャリアメール】。
私もガラケー時代があり、友達との連絡する手段はキャリアメールか電話で行っておりました。
家族間は同じ通信会社を選んでいたので、同一携帯会社間では無料の電話番号宛のメール【ショートメール】を利用しておりました。
格安スマホに変更するということは、大手通信会社でのサービスは【利用できなくなる】ということ。長年、利用してきたメールアドレスが利用不可になります。
キャリアメールしか利用してこなかったという方には第一の関門になります。
対処方法
自宅の固定回線事業者【プロバイダー】から提供されているメールアドレスを利用する
Yahoo、Googleが提供している無料のメールアドレスを新規作成する
スマートフォンコンシェルジュでは設定が簡単で使いやすいGoogleメールをおすすめしています。
無料通話が専用のアプリ通話になる
昨今では5分かけ放題が台頭しており、ガラケー時代の無料通話プランを忘れている方が多いのではないでしょうか?
基本料金が1,000円程で月間1,000円分の無料通話がついているというプランを選択されていることが多かったのではないでしょうか?
一方、格安SIMサービスの無料通話に関しては、サービス提供会社独自の無料通話アプリ【例:mineo=mineoでんわ、IIJmio=みおふぉん】での通話のみかけ放題の対象になります。
通常の通話アイコンから電話をすると22円/30秒発生します。
専用通話アプリからのみ無料通話の対象になるということを知るのは、販売員さんから聞かない限り知りえることは難しいと思います。【長年ガラケーを利用してきた方を想定】
昨今でも、国民生活センターから格安SIMサービスを利用するにあたっての注意喚起があったほどです。
詳しくはこちら 「“格安スマホ”の利用方法やサポートに注意」(国民生活センター)
おすすめサービス
通常通話アプリから無料通話対象の格安SIMサービスを選択する。通信会社例:UQmobile、Y!mobile
スマホ修理する場合は電話問い合わせ
大手通信会社のガラケーが故障した場合は、街中にある携帯ショップへ行けば、預かり修理をして代替え機をレンタルしてくれるサービスがありました。
しかし、格安SIMサービスは街中に携帯ショップを構えていることがほとんどありません。 そのため、スマホの機種が故障した場合はセットで購入した格安SIM会社もしくはメーカーに電話をかけ、郵送対応での修理になることが多いです。
最近では、大手通信会社でもスマホ交換サービスと称して、同一機種の郵送対応になりつつあります。
SIMフリー機種を修理する際の問い合わせ一覧は【SIMフリーメーカー別電話問い合わせ一覧】をご参照ください。
対処方法
機種が壊れたら新しい機種を買い替える
メーカーが街中で提携して修理を行える機種を購入する【iPhoneシリーズ】
まとめ
このように、3Gガラケーからいきなり格安SIMサービスを利用すると大手通信会社よりも劣っている点は否めません。
格安SIMに乗り換える際は、ここで紹介した事例のように勧められたから加入するのではなく事前に日常使いで支障がないかどうか見極めを行い判断してみたほうがよいでしょう。