速度制限緩和？？WiMAX2+の新プランがついに登場！

WiMAX2+新プランの概要

2021年4月8日より、WiMAX2＋を提供しているUQコミュニケーションズからモバイルインターネットのWiMAXサービスから新プランを展開されました。

今回の目玉はWiMAX2＋だけでなく、au4GLTE及びau5Gのネットワークを利用できるという点です。

注意点とすると、つながりやすいau4GLTEの中でもプラチナバンドを利用する場合は別途オプションになり、追加料金が発生します。

次世代規格のau5Gに対応してきたということで、通信速度が向上することが見込めます。

新プランと既存プランの違い

既存のWiMAX2＋プランと料金体系は似せてきていますが、今回のプランでは全くの別物としてとらえます。

次に既存のWiMAX2＋プラントWiMAX2＋5Gプランの比較を行います。

料金に関しては、当面2年間は割引適用でWiMAX2+ギガ放題プランと同等の金額で利用可能となっております。

ここ数年間は、携帯会社で大容量プランが展開し5Gプラン及び5G端末の拡充があり、WiMAX2+サービスの魅力が低下してきていました。

ここにきて、WiMAX2+ネットワークとau4GLTE/au5Gネットワーク対応のプランを投入してきたことにより一気に魅力の巻き返しにきました。

メリット

メリットはいくつかありますが、2つ挙げます。

• au4GLTEネットワークで繋がりやすさ少し向上及びau5Gネットワークで高速化
• 3日間のデータ制限が10GB→15GBへ緩和【追記：2022年２月1日より３日15GBは撤廃されました】

一つ目はWiMAX2+のネットワーク以外にau4GLTE(プラチナバンドは除く)とau5Gネットワークを追加料金なしで利用できるようになったことです。

au4GLTEネットワークのプラチナバンドは追加料金が発生しますが、1.7GHz帯以上の4GLTEがサポートされたことにより、周波数が高く遮蔽物に弱いWiMAX2+の電波を補うことができます。
また、WiMAX2+の通信速度が最大440Mbpsだったのに対し、au5Gがサポートされることにより、最大2.2Gbps(一部のエリア)の利用ができるようになり通信速度が大幅にアップしたことです。

もう一点は、3日間で10GBのデータを使用すると翌日18時～2時の7時間、通信速度が概ね1Mbpsに規制されてしまうのですが10GB→15GBに緩和され大容量に通信することが出来るようになった点です。【追記：2022年２月1日より３日15GBの速度制限は撤廃されました。】

2021年4月現在、通信会社が提供しているプランでスマホをWi-Fiルーター代わりにするテザリング機能はほとんどが30GBまでの上限があります。
テザリングだけで会社の仕事をパソコンで行っていた方は心もとなかったと思いますがここにきてWiMAXサービスがテザリングよりも大容量に通信が行え、通信速度が向上し始めたので乗り換え候補に挙がってきました。

デメリット

WiMAX2+既存の回線を5G転用すると発表しているので通信速度が最大440Mbps→220Mbpsへと低下する予定です。(2022年秋ごろ)
よって最大440Mbps対応の機種を利用しているギガ放題ユーザーはプラン料金が変わらないのに最大通信速度が低下してしまいます。

もう一点のデメリットは、5Gギガ放題プラス対応のWi-Fiルーターを購入しないといけない点です。

5Gギガ放題プラスプランに対応している機種はGalaxy製のWi-Fiルーター【Galaxy 5G Mobile Wi-Fi】のみとなるのもデメリットです。

2021年4月8日～2021年6月30日までのキャンペーンとしては、5Gギガ放題プラス対応の機種を購入すると¥5,000のキャッシュバックが受けられ、2021年5月からはWiMAX2+既存端末を利用されている方は契約移行手数料(¥3,300)が無料になり、移行を促進しています。

既存ユーザーはどうするべき？

既存ユーザーは5月から始まる契約移行手数料無料キャンペーンを利用して、新プランへ移行するべきです。

しかし、対応しているルーター端末が一種類しかなくかなり大きいことから既存端末ユーザーからすると重く感じると思います。

さらに、HOMEタイプのルーターを利用して固定回線代わりに利用している方も多くいらっしゃいます。
そのような方は、端末ラインナップが増えるまで待ったほうがいいでしょう。

今すぐWiMAX2+の通信速度が440Mbps→220Mbpsになるのではなく、2022年の秋ごろから変更になるので遅くともその時期までには新プランと新端末に切り替えることをおすすめします。