MNP予約番号とは?モバイルナンバーポータビリティーの手数料・注意点

今の携帯会社を乗り換えて通信費の料金を安くしたいのですが、今の電話番号を引き継ぐ方法はありますか?

はい!あります。
MNPという手法を利用すれば、次の通信会社へ電話番号を引き継ぎすることが出来ます。

なるほど。MNPという手法を利用すると費用などはかかりますか?

はい。通信会社を変えるので解約金や新規登録手数料などが発生します。
今回は、MNPについて詳しく解説していきます。

MNP予約番号とは?

MNP=Mobile Number Portabilityの頭文字をとった用語。

携帯電話会社の番号を維持したまま、次の通信会社に加入できる番号持ち運び制度のこと。2006年ごろから利用できるようになった制度です。

今回の内容は、通信料金を節約する際に必ず必要になってくる手続きになります。

そのほかの手続きについては「スマホの乗り換え手続き4選」をご覧ください。

MNPの際に発生する手数料

通信会社の契約途中での解約による解約金や、番号を次の通信会社へ持ち運びするための手数料【MNP転出手数料】、新しい通信会社での登録手数料が発生します。

解約金とMNP転出手数料は乗り換え元の携帯会社に月額料金との最終請求月に合算請求になります。

新規登録手数料は、初月の月額料金に合算されます。格安SIMサービスをショップや量販店でお申し込みする場合は当日に発生する場合もあります。

解約金

大手通信会社は2年契約を前提にした料金プランに設定している方が多い傾向となっております。
2年単位の契約期間を途中で解約した際に発生する手数料のこと。

2019年9月までのプラン

通信会社 解約金
ドコモ ¥10,450
au ¥10,450
ソフトバンク ¥10,450
UQmobile ¥10,450
Y!mobile ¥10,450

2019年10月以降のプラン

通信会社 解約金
ドコモ ¥0~¥1,100
au ¥0~¥1,100
ソフトバンク ¥0
UQmobile ¥0
Y!mobile ¥0

MNP転出手数料

電話番号を維持したまま、違う携帯会社へ移行する際に発生する手数料。

ソフトバンクとY!mobileは2021年3月17日から無料へと変更をし、ドコモ・au・UQmobileは2021年4月1日から無料へと変更をしました。

2021年3月以前の場合

通信会社 MNP転出手数料
ドコモ ¥2,200
au ¥3,300
ソフトバンク ¥3,300
UQmobile ¥3,300
Y!mobile ¥3,300

2021年4月以降の場合

通信会社 MNP転出手数料
ドコモ ¥0
au ¥0
ソフトバンク ¥0
UQmobile ¥0
Y!mobile ¥0

新規登録手数料

新しい通信会社で発生する新規契約事務手数料。

次の項目でも説明しますが、2021年3月ごろからドコモ・au・ソフトバンクはオンライン申込専用のプランを展開し、同一ブランドの移行であれば新規登録手数料は発生しないという措置に変更しました。

通信会社 新規登録手数料
ドコモ ¥3,300
au ¥3,300
ソフトバンク ¥3,300
UQmobile ¥3,300
Y!mobile ¥3,300

ブランド間移行の手数料に関して

2021年3月にドコモ、au、ソフトバンクがWEB専用のプランを展開しはじめました。

今までは、同一ブランドでも解約金や乗り換え手数料が発生するというのが基本でしたが、ついに改正されました。

通信会社 ドコモ au ソフトバンク
同一ブランド ahamo povo/UQmobile LINEMO/Y!mobile
手数料の有無 なし なし
注)当面は発生するが、月額料金で減算処理を行う
なし

MNP予約番号の発行方法

現在、契約している携帯会社に発行の手続きを行います。
ドコモ、au、ソフトバンクごとのMNP予約番号の発行は以下のバナーをクリックすると確認できます。

MNP予約番号の発行方法

MNP予約番号の注意点

MNP予約番号の発行は基本的に契約者本人での取得が必須になりますので、MNP予約番号発行依頼をかける前に名義人の確認は必要です。

名義の確認に関しては、それぞれのマイページ【My docomo/My au/My Softbank】から確認できます。

MNP転出後の解約申請

乗り換えが成功すると自動的に解約処理になります。

しかし、乗り換え回線とは別の契約回線【タブレット、ポータブルWi-Fiなど】は契約が残るので乗り換え元の携帯ショップでの解約申請が必要になります。

MNP予約番号の有効期限

発行を受け付けてもらってから15日間が有効期限になります。

有効期限が終了しても、特に不利益は発生しません。

また、失効したMNP予約番号は使うことが出来ず、乗り換えを行う際には再度、発行依頼を行い再取得が必要になります。

移転先によっては、MNP予約番号の日数が10日以上残っていないと受付ができない場合があります。
乗り換える前日などに申請しておくのが一番よいでしょう。

まとめ

2019年10月からは解約金が、2021年4月からは、MNP転出手数料が引き下げられ他の通信会社への乗り換える金銭的なハードルが下がりました。

MNP制度ができる前では、電話番号を解約→新規発番で対応していましたがMNP制度のおかげで番号を引き継ぐことができます。

現在の通信会社へ不満があるのであれば、MNP制度を利用して違う通信会社へ乗り換えしてみるのはおすすめです。

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